10月20日(日)に、水戸市国際交流センターにて「檻の中のライオン」講演会を実施しました。22名の参加者のみなさまと、講師の楾大樹さんの講演を通じて憲法について考えることができました。
楾さんお決まりの、笑いと共に場が和む自己紹介。
続いて最初の質問は、「憲法というルールを守らないといけないのは誰?」
「国民みんな」か「国民みんなじゃない」かという選択肢に、「国民みんな」の回答が多数。
手元のクリアファイルで憲法第99条を読んで、『守るのは公務員、国民は守らせる側』であることをまずは確認しました。
国家権力という「ライオン」を、憲法という「檻」に入れて、権力によって檻が破られないように「檻を守る」のが私たち国民の役目なんですね。
パペットを使ったわかりやすいお話に、会場も深く納得。
檻を守るためには、憲法を正しく理解して、みんなが政治に関心を寄せることがスタート。
楾さんの話の中には、「なぜ」がたくさんでてきます。
「自由」という言葉がこれほど繰り返しでてくるのはなぜか。
何でこの数字なのか。
憲法に記された言葉の背景に何があるのか、どんな歴史があった上でのこの憲法なのか。
言葉をただ暗記するのではなく、もっと奥深くまで読み込んでみようと思えるお話でした。
10月20日は「改訂版 檻を壊すライオン」の発売日でした。
「大人のみなさんも、政治とのかかわり方などを教わったことがない、という方が多いかも知れません。それは学校教育に問題があるからです。主権者を育てる教育システムを作ることを憲法26条が国に命じています。しかし、そのような仕組みは戦後ずっと作られないままなのではないでしょうか。」
社会情勢について憲法を通じて理解ができるだけでなく、ドキッとして我が身を振り返る言葉がそこここに。
是非みなさまも手にとってみてください。
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