すべての子どもがその子らしく学び成長するために【上級編】

 3月16日に実施した「すべての子どもがその子らしく学び成長するために大人がしっておきたいこと」の上級編を、千晴治療院さんとのコラボで実施しました。

 6月2日と9日はオンラインで、6月16日はひたちなか市の千晴治療院さんにてリアルで、計3回に渡る充実した内容の講座でした。予定していた定員を上回る22名のみなさんがお申し込みをしてくださいました。

 最終回のリアル講座は、木のぬくもりを感じる院内で、リラックスした雰囲気の中スタート。自宅から手軽に参加できるオンライン講座もよかったのですが、やっぱりリアルでの学びは楽しく、深まりもありますね。

 千晴治療院の院長、後藤洋彰さん。スライドを使った座学では、会場からの質問に随時答えてくださいました。

 こちらは、交感神経と副交感神経のお話。副交感神経は2つに分かれるというのが最近の研究だそう。子どもが今どんな状態なのか、背景にはどんな事情があるのか・・・知識をもって冷静に様子を観察することができれば、大人からの声かけも、生まれる関係性も、変わっていきますね。


 身体チェックのためのワークもいくつか。片足で立ってみたり、風船を膨らませて頭でポンポン弾ませてみたり。一緒に身体を動かせるのは、対面ならではの喜びです。

 ビジョントレーニングとして、ペアになりパートナーが動かすボールを目で追うワークも。ボールを追う目が飛んでいないか、口に力が入っていないか、にやけていないか・・・子どもを相手にやってみて、そんな傾向が見られた場合に有効なトレーニングも紹介してくださいました。音読の読み飛ばしがある子にも有効だそうです。読み飛ばし自体を注意するのではなく、そうなってしまう原因を理解してトレーニングで身体を整えてあげる、そんなアプローチもあるんですね。小学校で授業の前に少しだけ、そんな導入の仕方もあるかも知れません。

 ビジョントレーニングのワークは、何度か繰り返すと目や頭がすっきりするような感覚も。足りないところ、苦手なところを意識して、トレーニングをしながら自分と上手に付き合うことは、大人になっても大切ですね。子どもに対してだけでなく、自分自身の身体についても知り考えることができる機会になりました。


 すべての講座を丁寧にご準備くださり、わかりやすく実践的なお話をたくさん聞かせてくださった千晴治療院の後藤洋彰さん、恵理子さん、大変お世話になりました。参加してくださったみなさまも、ありがとうございました。それぞれの場所に学んだことを持ち帰り、整理して深めつつ、またいつかご一緒できる機会を楽しみにしております。

特定非営利活動法人トモニトウ

身近な友に問いかけるような気軽さで、よりよい社会や未来の在り方を共に問い合いたいーそんな思いで、さまざまな立場の方々と教育や地域について考え行動する機会をつくります。

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