星に近づく夕べ~2024初夏

 5月25日(土)、常陸大宮市立美和小学校を会場にお借りして、総勢49名で「星に近づく夕べ」を実施しました。今回は「もりとわ」さんとのコラボ。クイズを交えての森のお話に、参加者のみなさん興味深々です。森の役割や私たちの生活とのつながりについて、改めて考えるとてもよい機会になりました。

 お話の後は間伐材を使った木工教室。今回はペアチャームづくり。あらかじめいろんな形をご準備いただきました。

 星空観察の前とあって、やはり人気は月や星。親子や兄弟、お友達と一緒に選んだら、まずはやすりで磨きます。

 数種類のやすりを使い分けながら、好きな手触りになるまで黙々と。

満足いくまで磨けたら、次の作業はこちらです。

棒で何かをたたいていますよ。この写真、一体何をしているのかな?

正解はこちら。叩いているのはクルミです。

布にくるんで叩くと、クルミからしっとり油がにじんできます。

その油で、滑らかになったチャームの表面をコーティング。どんどん愛着がわいてきますね。

もりとわさんが用意してくださった素敵な装飾品が、磨きあがりを待っています。

紐を通して、アクセサリーをつけて。

最後の仕上げに半田ごてで好きな文字や絵を。

みなさんそれぞれ、かわいらしいチャームが完成しました!

木工作業が一区切りしたら、次は星と宇宙のお話です。

岡村さんによる毎回楽しいクイズとお話。こちらもみなさん、身を乗り出して話を聞いていらっしゃいました。

そうこうしているうちに、外はだんだん日が暮れて。

雲がでてるねえ、見えるかなあ、ドキドキとワクワクを携えて、グラウンドに並んでいる望遠鏡のもとへ。

観察を始めたころは雲がでていて星もまばらでしたが、時間が経ったらこの星空!

携帯でも、星々の輝きがこんなに綺麗に撮影できるのですね。

 満天の空に浮かぶ星を眺めながら岡村さんの楽しく詳しい解説を聞いて、立派な望遠鏡をのぞいてはより身近に星の姿を感じて。本当に贅沢な観察時間でした。


 今回も前回に引き続き、常陸大宮市立美和小学校の綿引校長先生、徳増教頭先生はじめ、先生方のご理解とご協力に助けられて実施ができました。お忙しい年度初めに何かとご相談に乗ってくださり、当日は常時点いている外灯もすべて消して観察に最高の場を用意してくださいました。遠方からご参加くださったみなさんは、この地の自然の豊かさ、美しさに大変感動した様子でした。

 そして毎回、とても楽しそうに星のお話をしてくださる岡村さん、機材の準備をしてくださる陶さん、谷藤さん。たくさんの「楽し気な大人たち」と時間を共にできることは、子どもたちに大きな力を与えてくれるような気がしています。自分が好きなことを大切に守り、育てていくこと、それはいつか社会全体の財産になり、誰かを勇気づける力になったりするんだろうなと思います。

 今回も多くのみなさまに支えられて実施ができましたことに心から感謝します。ありがとうございました。


特定非営利活動法人トモニトウ

身近な友に問いかけるような気軽さで、よりよい社会や未来の在り方を共に問い合いたいーそんな思いで、さまざまな立場の方々と教育や地域について考え行動する機会をつくります。

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