ともに話す#11「子どもと向き合うときに」

 12月15日(日)実施の「ともに話す」第11回は、フリースクールみとなんでもクラブ(仮)代表の矢代貴司さんがゲスト。いろいろな立場で子どもと関わってこられた矢代さんのお話から、子どもと向き合うことについて一緒に考え、対話をしました。

 「子どもという名の子どもはいない」という言葉から、矢代さんのお話はスタート。1人1人子どもは違うから、「子どもは」「学校は」等々「大きな主語」は軽々に使うべきではないし、不登校も、その原因は子どもによってそれぞれ。複合的だし、本人ですらわからないことが多い。周りの大人は介入しすぎず、「子どもは有能である」という信頼をもって見守ることが大切、ということです。お話の中には印象的な言葉がたくさんありました。

一人の人間として、子どもの人格を尊重し敬意を払うこと

「現象」の奥にある「本質」を観ようとすること

現象の奥の子どもの願いだけでなく、それを見ている自分自身の願いにも自覚的であること

他者のことはわからないという前提の上で、それでもわかろうとすること

無理解なのに熱心な人にならないこと

どれもこれも、はっとさせられる言葉でした。

何回も思い出して振り返って、心を整えたいと思います。

特定非営利活動法人トモニトウ

身近な友に問いかけるような気軽さで、よりよい社会や未来の在り方を共に問い合いたいーそんな思いで、さまざまな立場の方々と教育や地域について考え行動する機会をつくります。

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