1月30日(日)に「ともに開く」を開催しました。
設立総会に続いて、「あしたのみんか」さんの多きな待合室をお借りしました。
参加者は7名。
コロナ禍につき、お互いの距離を十分にとって小さく開催しました。
最初の会ということで、代表の金子からNPO設立を考えた経緯などをお話させていただきました。
本活動のキーワードは「教育」や「地域」ですが、改めて考えると、そもそも目指すのは「誰もが希望をもって生きられる社会」の実現と言えそうです。
自由に自分を表現でき、またそれを認め合える、
社会は変えられるし、よりよくなると信じられる、
そんな安心感や信頼を土台にできれば、私たちはもっと生きやすくなるような気がします。
では、その「土台」はどこでどのように育まれるのでしょうか。
日常の多くの時間を過ごす「学校」という場の空気には、大きな影響力があるような気がします。
もしもその空気が、
誰かの持っている答えを探すことや、何かに忖度することが安全であるように思わせていたり、
みんなと同じでいることが安心であるような気にさせているのであれば、
私たちはいつの間にか自分の心の声に耳をふさいで、湧き上がる「問い」を放棄してしまっているかもしれません。
果たしてそれで、私たちは本当に自分の人生を生きられるのでしょうか。
コロナ禍の影響もあるのでしょう、不登校も自殺者も過去最多と聞きます。
どのような環境や関係性が希望をもって生きていくための礎となるのか、私たちは問い直し立て直す必要があるのかもしれません。
地域や学校それぞれの場で、きっともっとできることがあるのではないでしょうか。
「社会に開かれた教育課程」を唱えた新学習指導要領では、「よりよい学校教育を通じてよりより社会を創る」という理念を学校と社会とが共有するよう述べています。
今まで無意識に、「学校」か「それ以外」かという問いを立てて子どもの居場所を考えていましたが、NPOとして活動することで「学校もそれ以外も」、そこが子どもの育ちを支える土壌になりうるならば、できることを生かして補い合いながら子どもたちの育ちをみとっていきたいと思います。
活動を通じて私たち大人にも、自分の思いを表現したりやりたいことを実現できる機会が与えられ、よりよく生きていくための関係性が育まれるといいなと思っています。
先々の具体的な予定としては、読書会やオンラインの対話の会、地域文化に関する勉強会など様々。
こちらはまた改めてお知らせいたします。
会員のみなさまも、一緒に考えたいことや、挑戦・実践してみたいことがありましたら是非お聞かせください。
帰路につく頃には空に彩雲が。
穏やかな日曜日の午後でした。
「ともに開く」は定期開催の予定で、誰かのおしゃべりから派生する様々な思いを共有したり、これからやりたいと思うことを語りあったりするざっくばらんな会です。
また次回、お時間がありましたら是非ご一緒に。
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