ともに学ぶ#4「西塩子の回り舞台の里」で餅つき

 3月21日(火祝)、常陸大宮市西塩子地区にて「ともに学ぶ」第4回目を行いました。杵と臼での餅つきと地域に伝わる民話の鑑賞に、子どもから大人までたくさんのご参加をいただきました!

集合写真は、西塩子地区に伝わる民話に出てくる「機織り石」を囲んで。田んぼの中に見えるその場所まで、あぜ道をぐんぐん進むのも気持ちのよい時間でした。

足元にはフキノトウやヨモギなど、春のしらせがたくさん。「機織り石」の前まで来たら、平島則子さんによる民話の時間です。常陸大宮の方言で温かく情緒豊かに語られる物語に、みなさんあっという間に引き込まれていました。

「民話はもともと口承文化。書き起こすことで絶えず受け継がれてきた側面もありますが、やはり本来は、その土地の言葉で話して伝えるのがいいんです」という趣旨のお話を伺い、深く納得。目の前の「機織り石」だけでなく、水の流れる音や鳥の声、風や光、身体全部を民話の景色の中に浸しながらとても贅沢な時間でした。

公民館へ戻ったら、杵と臼でのお餅つき。昨年から継続して行ってきた田植えと稲刈りの集大成です。餅つき前、「ここが一番おいしいとこだぞ!」という声を聞いて、もち米のついたふかし布に群がる子どもたち。幸せなつまみ食いです。

臼は直接地面に置かず、藁を敷いた上で大事に使うのが習わしだそうです。

杵でつくのとひっくり返すのを分担しながら、子どもたちもたくさん活躍してくれました。

白いお餅と、ヨモギ入りの緑のお餅。

ついたお餅は小さくちぎって水の中へ。

西塩子のみなさまのご準備で、お餅以外にも贅沢な昼食をいただきました!

お餅は黄な粉やあんこ、ごま、納豆で。春の香りのフキノトウは白和えやてんぷらで。けんちん汁も絶品で、おかわりもたくさんいただきました。

西塩子地区有志のみなさまのサポートのもと、西塩子の回り舞台保存会を支援する会SUKERU、ボーイスカウト城里第1団、茨城大学西塩子チーム(INT)の多くのみなさまの協力とご参加で、50名ほどの大所帯でした。年齢も立場も様々な人たちがごちゃまぜになって、おいしい食事を囲みながらおしゃべりが弾む素敵な時間になりました。いつもご準備くださる西塩子のみなさま、ご参加くださったみなさまとご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

あー美味しかった!!

特定非営利活動法人トモニトウ

身近な友に問いかけるような気軽さで、よりよい社会や未来の在り方を共に問い合いたいーそんな思いで、さまざまな立場の方々と教育や地域について考え行動する機会をつくります。

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